目次
「美味しい」しか言えないを卒業する|POURPINのHints25語で味を言い表す
ワインを飲んで「美味しい」としか言えず、後でその味を思い出せない。そんなことはありませんか。
- 「美味しかったのは覚えているのに、どんな味だったか言えない」
- 「店員に好みを聞かれても、「美味しいやつ」としか答えられない」
- 「記録を見返しても、どの1本が好きだったのか分からない」
味を感じていないのではありません。言葉の手持ちが少ないだけです。POURPINには、味の印象をタップで残すHintsという言葉が、日本語で25語だけ用意されています。25語しかないからこそ、迷わず選べます。この記事では、その25語の全体像と、1本につき3語選ぶ方法をまとめました。
この「言葉が出ない」感覚は、POURPINのYouTube Shorts「言葉にできない夜に、ラベルをかざす」でも紹介しています。
なぜ「美味しい」で止まるのか
「美味しい」は評価であって、味の説明ではありません。評価だけでは、後で比べる材料が残らないのです。たとえば、2本とも「美味しい」と記録してあれば、2本の違いはどこにも残りません。どちらがなめらかで、どちらが力強かったのか。違いを残すには、味の言葉が要ります。
逆に、専門用語を覚える必要もありません。必要なのは、「この味はどれに近いか」を選ぶための、小さな言葉のセットです。POURPINのHintsは、そのための25語です。25語に絞られているから、選ぶときに迷子になりません。
まず覚えるのは25語の全体像

Hintsの25語は、次の3つのグループに分かれています。全部を覚える必要はありません。まずは、3つのグループがあることだけ覚えてください。
グループ | 語数 | 言葉 |
|---|---|---|
香り | 10語 | チェリー、ブラックベリー、プラム、タバコ、バニラ、オーク、スパイス、レザー、シダー、スミレ |
味わい | 9語 | フルーティー、タンニン、なめらか、力強い、土っぽい、スパイシー、ベルベット、フルボディ、ミディアムボディ |
余韻 | 6語 | 長い、中程度、短い、ドライ、温かい、余韻長い |
ポイントは、グループごとに役割が違うことです。香りは「何の匂いがしたか」、味わいは「口の中でどう感じたか」、余韻は「飲んだ後に何が残ったか」。この3つが揃うと、1本の味が立体になります。
選び方は3ステップだけ:香り1語・味わい1語・余韻1語
記録するときは、次の順番で3語だけ選びます。
ステップ | 選ぶもの | 選び方のコツ |
|---|---|---|
1. 香り | 1語 | グラスに鼻を近づけて、最初に浮かんだもの。チェリーか、バニラか、それだけ |
2. 味わい | 1語 | 一口飲んで、口の中の感じ。なめらかか、力強いか、フルーティーか |
3. 余韻 | 1語 | 飲み込んだ後に残るもの。長いか、短いか、ドライか |
3語に絞る理由は、後で見返すためです。10語付けた記録は、後で見返したときに「結局どれが決め手だったのか」が分からなくなります。3語なら、1本の輪郭がすぐ分かります。迷ったら、香りと味わいの2語だけでも構いません。0語より、1語のほうがずっと役に立ちます。
場面別・「美味しい」の言い換え例

25語だけでも、「美味しい」は次のように言い換えられます。どれも、上の表にある実在のHintsの言葉だけで作っています。
言いたかったこと | 言い換え例 |
|---|---|
とにかく美味しかった | チェリーの香り、なめらかな味わい、長い余韻 |
しっかりした赤だった | ブラックベリーの香り、力強い味わい、温かい余韻 |
軽やかで飲みやすかった | フルーティーな味わい、ミディアムボディ、短い余韻 |
華やかで印象に残った | スミレの香り、ベルベットの味わい、余韻長い |
渋みが気になった | タンニン、フルボディ、ドライな余韻 |
この言い換えは、店で好みを伝えるときにもそのまま使えます。たとえば「なめらかで、チェリーっぽいのが好きです」と言えば、店員は候補を絞れます。好みの伝え方そのものは、別の記事にまとめました。
→ ワイン店で聞けないと思ってた質問、全部聞いていい|予算の伝え方テンプレ付き
やりがち3つ:言葉を増やすほど、記録は使えなくなる
やりがち | どうなるか | こうする |
|---|---|---|
25語を全部付けたくなる | どの言葉も決め手にならず、後で見返せない | 1本につき3語まで。香り・味わい・余韻から1語ずつ |
★だけ付けて、言葉は後回し | ★5が何本も並び、違いが分からない | ★と同時に、香り1語だけでも付ける |
難しい専門用語をメモに足す | 自分の言葉でなくなり、次に使えない | 25語にない感想は、自由なメモに一言だけ残す |
特に3つ目は、覚えておいてください。Hintsにない言葉を無理に当てはめる必要はありません。記録には自由なメモ欄があります。Hintsは「比べるための共通の言葉」、メモは「自分だけの感想」と使い分けるのが、いちばん長続きします。
記録で育てる:自分の「好き」が言葉で見えてくる

言葉の効果は、1本では分かりにくいものです。5本、10本と記録が増えてから、過去の記録のHintsを見返してみてください。たとえば、★4以上の記録に「なめらか」と「チェリー」が繰り返し出てくるなら、それが今のあなたの「好き」の形です。
振り返りの手順は、次の通りです。
手順 | やること |
|---|---|
1. ★4以上だけを並べる | 高く評価した記録だけに絞る |
2. Hintsを数える | よく出る言葉を3つまで挙げる |
3. 次の1本に使う | よく出る言葉を、店で伝える好みとして使う |
この振り返りは、1年分の記録を棚卸しするときにも役立ちます。棚卸しの手順は、別の記事にまとめました。
→ 今年飲んだワイン、全部覚えてる?年末のワイン棚卸しで分かる“好みの変化”
よくある質問|Hintsの使い方Q&A
Q1. Hintsはどこで選ぶのですか?
飲んだワインの記録で、味の印象を残す欄にあります。記録の状態が「飲んだ」のときに現れる、味の記録の部分です。1〜5の★と一緒に選べます。
Q2. 「飲みたい」の記録にもHintsは付けられますか?
味の言葉は、飲んだワインの記録で残すものです。「飲みたい」の記録は、まず名前や産地などを残しておき、飲んだ後に状態を「飲んだ」に切り替えて、★とHintsを付けましょう。
Q3. 25語にない言葉はどう残せばいいですか?
記録には自由なメモ欄があります。Hintsにない感想は、メモに一言だけ残すのがおすすめです。Hintsは比べるための共通の言葉、メモは自分だけの感想と使い分けましょう。
Q4. 25語を全部覚えないと使えませんか?
使えます。最初は「チェリー」「なめらか」「フルーティー」のような、よく使う3語だけでも十分です。記録が増えるにつれて、自分のよく使う言葉が自然に決まってきます。
まとめ
- 「美味しい」は評価であって、味の説明ではない
- POURPINのHintsは日本語25語だけ。香り10語・味わい9語・余韻6語
- 1本につき、香り1語・味わい1語・余韻1語の3語だけ選ぶ
- ★と一緒に残すと、後で自分の「好き」が言葉で見えてくる
今日の1アクション
直近に飲んだワインの記録を1本開いて、Hintsを3語だけ付け直してみましょう。 香り1語、味わい1語、余韻1語。それだけで、その1本は「美味しかった1本」から「どんな味だったか分かる1本」になります。
POURPINで無料で30本まで記録する
POURPINは、サインインすれば無料で30本まで記録できます(登録なしのゲスト利用は3本まで)。ラベルの写真から記録を始め、飲んだワインには★とHintsを残せます。Premium(¥300/月・¥3,000/年)は上限が1,000本になり、詳細検索とExport(CSV/JSON)が使えます。まずは無料の30本で、自分の言葉を育ててみてください。