ワインは好きだけど、自分の好みがわからない。そんなあなたのための記事。

ワインショップで立ちすくむ。
メニューを見ても、どれを選べばいいか分からない。

  • 「赤と白、どっちが好きかも曖昧…」
  • 「毎回違うワインを買って、当たりはずれが激しい」

あなたの舌が鈍いわけじゃない。自分の好みを言語化する機会がなかっただけ
実際、多くの人は「美味しい」「美味しくない」以上の表現を持たないまま飲み続けている。

結論:5本飲めば、あなたの味覚タイプが見える。しかも合計約6,000円で完結する。


なぜ「5本」で好みが見えるのか

味覚座標の対比イメージ

人間の味覚は、対比で評価する傾向があるとされている。
つまり「軽いワイン」と「重いワイン」を飲み比べると、自分がどちらに惹かれるかがはっきりする。

この対比を最小限の本数で作るのが「赤2・白2・泡1」の5本構成。

対比軸

狙い

赤2本

軽い ⇔ 重い

タンニン(渋み)の好みを知る

白2本

辛口 ⇔ フルーティ

酸味と甘みのバランスを知る

泡1本

基準点

祝祭感と爽快感の評価軸を持つ

この5本を記録すると、あなたの中に「味覚座標」ができる。
次にワインを選ぶとき、もう迷わない。


5本の旅リスト:どのワインを買うか

赤ワイン①:軽やかタイプ(ピノ・ノワール)

特徴:タンニン(渋み)が少ない。ベリー系の香り。飲みやすい。
おすすめ産地:チリ、ニュージーランド
価格帯:¥1,000〜2,000
Hints例:cherry, raspberry, smooth, medium

「赤ワインは苦手」という人でも飲めることが多いタイプ。
軽やかな赤が好きなら、次はボジョレーやガメイを試してみる。


赤ワイン②:重厚タイプ(カベルネ・ソーヴィニヨン)

特徴:タンニンがしっかり。黒い果実の香り。肉料理に合う。
おすすめ産地:チリ、オーストラリア
価格帯:¥1,200〜2,500
Hints例:blackberry, oak, bold, long

飲み応えのある赤が好きなら、次はメルローやシラーも試してみる。
このタイプが苦手なら、あなたは「軽やか派」と分かる。


白ワイン①:辛口タイプ(ソーヴィニヨン・ブラン)

特徴:爽やかな酸味。柑橘系の香り。キリッとした飲み口。
おすすめ産地:チリ、ニュージーランド
価格帯:¥1,000〜2,000
Hints例:citrus, grass, crisp, short

辛口が好きなら、次はシャブリやアルバリーニョを試してみる。
「白ワインは酸っぱい」と感じたら、次の②が合うかもしれない。


白ワイン②:フルーティタイプ(リースリング)

特徴:果実感が強い。ほんのり甘み。華やかな香り。
おすすめ産地:ドイツ、オーストラリア
価格帯:¥1,200〜2,500
Hints例:peach, floral, fruity, medium

フルーティな白が好きなら、次はゲヴュルツトラミネールやモスカートを試してみる。
酸味より果実味が好きなタイプが分かる。


スパークリング:基準点(カヴァ or プロセッコ)

特徴:泡のきめ細かさ。爽快感。祝祭的な雰囲気。
おすすめ産地:スペイン(カヴァ)、イタリア(プロセッコ)
価格帯:¥1,000〜2,000
Hints例:apple, toast, refreshing, short

スパークリングは「特別な日の1本」というイメージがあるが、日常に取り入れると楽しい。
泡が好きなら、次はシャンパーニュやクレマンに手を伸ばしてみる。


合計予算:約¥6,000〜12,000(1本あたり¥1,000〜2,500)

5本を1週間で飲む必要はない。
1ヶ月かけて、週末ごとに1本ずつ開けるペースで十分。


記録のコツ:Hintsを並べて共通パターンを探す

5本飲んだら、PourPinで記録を見返す。

やること

1. ★4以上をつけたワインを抽出
2. そのワインのHintsを並べる
3. 共通するHintsを探す

例:

  • ★5:cherry, smooth, medium
  • ★4:raspberry, vanilla, smooth, medium
  • ★4:citrus, crisp, short

→ 「smooth」が好きらしい。「medium」より「short」が好きかもしれない。

この共通パターンが、あなたの「好き」の正体。
次にワインを選ぶときは、「smooth」「medium」というHintsが想起される品種を選べばいい。

好きなHintsが分かれば、ワインショップの店員さんに「smoothな赤を探している」と伝えられる。
それだけで、選択肢が一気に絞れる。


5本の旅で失敗する人がやりがちな3つのこと

NG例イメージ

1)同じ品種ばかり買う

「ピノ・ノワールが好き」と決めつけて5本ともピノ・ノワールを買う。
対比がないと、好みの軸が見えない。必ず「軽い⇔重い」を飲み比べる。

2)高いワインから始める

「良いワインを飲まないと分からない」と¥5,000のワインを買う。
¥2,000〜3,000台で十分。高いワインは好みが分かってから。

3)記録せずに飲む

「覚えてるから大丈夫」と思って記録しない。
3本目で1本目の味を忘れる。Hintsを残さないと、対比ができない。


補足:品種とワインタイプの違い

「品種」と「ワインタイプ(色)」は違う。

  • 品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、カベルネ等(ブドウの種類)
  • ワインタイプ:Red, White, Sparkling等(色や製法)

ラベルに品種名が書いてあるワイン(新世界ワイン)は、初心者にやさしい。
チリ、オーストラリア、ニュージーランドのワインは、ラベルに「Pinot Noir」「Sauvignon Blanc」と明記されていることが多い。

逆にフランスワインは、産地名(ブルゴーニュ、ボルドー等)で呼ぶ慣習があり、品種名が書いてないこともある。
だからこそ、品種名で覚えるより、Hintsで記録するほうが現実的。


よくある質問|5本の旅についてのQ&A

Q1. 5本を飲む順番は?
順番は自由。ただし同じ日に2本飲むなら「軽い→重い」の順が味覚疲労しにくい。
白→赤、辛口→フルーティ、の順が一般的。

Q2. ワイン名が読めない/AIスキャンが失敗したら?
読めなくてOK。Scanが失敗しても、写真+★+Hintsがあれば記録は完成する。
店員さんに「これ何ですか」と聞いて手入力してもいい。

Q3. 5本飲んでも好みが分からなかったら?
その場合は★3以下のワインを見返す。「嫌いなHints」が分かる。
「これは避けたい」という軸も、立派な好み。次の選択に活きる。

Q4. 30本制限があるけど、5本だけで終わる?
終わらない。5本は「入口」で、そこから好みの品種を深掘りする。
週1本ペースで記録すれば、30本は約7ヶ月分。
本気で続いたらPro(月$2.9)で無制限+Exportに切り替えればいい。


まとめ

  • 好きな品種がわからないのは、対比する機会がなかっただけ
  • 赤2・白2・泡1の5本で、あなたの味覚座標ができる
  • Hintsの共通パターンが、次のワイン選びの基準になる

今日の1アクション

今週末、1本目を買う。赤の「軽いタイプ」か「重いタイプ」から。